PlaTEdgE

PERFORMING ARTS COMPANY

WORKS

PlaTEdgEがこれまでに上演した作品をご紹介いたします。​

オカザえもん!?と踊る 
岡崎re-bornダンス2

PlaTEdE結成前夜。
一般公募のダンサー20名とオカザえもんの化学反応が、見たことのない岡崎を描き出す。岡崎出身の小学生から60代の幅広い年代のダンサーがそれぞれの思う岡崎を身体表現で表す。
八丁味噌や龍城温泉など岡崎独自のコンテンツをリサーチし、独特なグルーヴに昇華させ会場を熱狂に包み込んだ。
岡崎市主催公演。
(2018年3月初演)​

振付:福森ちえみ
映像:大内真一
作曲・演奏:BTG

ひとのけしき OKAZAKI

PlaTEdgE結成後、初の公演。
岡崎市額田町でのフィールドワークを元に、岡崎の過去・現在・未来を再構成するコンテンポラリーダンス作品。
スロベニアの実力派ダンサーのペトラ・ズパンチッチを招聘し、30人以上の高校生・大学生ダンサーが福森振り付けの高度なダンスに挑んだ。
3面スクリーンを使用した映像と、ジャズの生演奏を使用した意欲的作品。
(2019年3月初演)

振付:福森ちえみ
映像:大内真一
作曲:桃井聖司

aw-thentic declaration

ソロダンサーと音楽家により、観客を傍観者ではなく、作品の中に登場する目撃者として受け入れる挑戦的な作品である。
この作品の特徴は観客に自由に権利や意見の主張をしてもらうことを目標に自発的な行動を推奨する参加型の作品である。
作品の起源は、現在世界中に溢れている、先入観、カテゴリー、一般論、そして政治的抑圧からの脱却を試みる事にあり、ダンスをムーブメントすなわち”運動”として捉えることにある。”運動”ここで使用する”運動”とは単なる身体の動きを指すものではなく、”デモ運動””抗争運動”などに使用される意思を持ち行動する”運動”を指す。(2019年9月初演)

振付:福森ちえみ
映像:大内真一
作曲:桃井聖司/BTG ​

ITARERITUKUSERI

【おもてなし】は世界に誇れる日本文化であると同時にそれに慣れてしまうと自ら自発的に意思を持って行動することが希薄になり受け身姿勢になってしまう。それはコンテンポラリーアートを理解するために必要な要素の一つである自発性を人間から奪ってしまうのではないか。需要と能動の狭間にて自発性を見失ってしまっている現代。意思と自発性を問う身体の存在とそれに相反する時間軸を操る映像をベースにした作品。
日本最古の駅ビルを舞台に、映像・音楽・ダンスの三位一体となった総合芸術作品で、PlaTEdgEの真骨頂。
(2020年2月初演)

振付:福森ちえみ
映像:大内真一
作曲:桃井聖司/BTG

Maybe tomorrow is cloudy VR公演

いま、人と人との触れ合いさえ、タブー視されつつある世の中で、孤立した人々は、生きる意味を求め、互いの絆の尊さに気づき始めています。
本公演「Maybe tomorrow is cloudy」に出演するのは、”失われた30年”と称される平成に生まれたミレニアル世代のダンサー二人。孤立した部屋にいる二人のダンサーが、それぞれの心象風景を身体で表現していきます。
希望の見えない明日であっても、会えない日々が続いたとしてもどこかにいる君へ届くようにと。それは、見ている人の心にもシンクロして、今とは違う風景が描かれていきます。
明日は、たぶん曇りでも、次の次の日は、晴れ渡る景色が見える、きっと。
(2021年2月初演)

振付:福森ちえみ
映像:大内真一
作曲:太田英美 ​

お月見JAZZコンサートDANCE With CREATIVE JAZZ MUSIC by PlaTEdgE

パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)主催の「お月見コンサート」のフリンジ企画として、愛知県下で活動するダンサー2名をゲストとして招聘し、ダンサーと即興演奏が織りなす空間表現を中軸にしたコンテンポラリーダンス作品。
「with コロナ」が日常に浸透し、地方の芸術のあり方、芸術との関わり方が刻々と変化していく中で、ダンサーと演奏家とのリハーサルでは、オンラインにより互いの身体ボキャブラリーを確かめ合い、表現を構築した。PlaTEdgEにとって実験的な試みであり、新たな可能性を見出した作品である。

(2021年9月初演)

振付:福森ちえみ
作曲:太田英美

OMOICHIGAI

学校の芸術鑑賞会のための特別公演。
私達の生きている世界にはたくさんの情報が溢れています。
あなたが今アクセスしている情報は本物ですか?本当に真実が見えていますか?
映像・音楽・ダンスを用いて目の前の空間にあなただけの真実を浮かび上がる。
誘導運動、仮現運動、運動視差、無限音階など様々な錯覚をちりばめた不思議な世界をお届けします。
今見えているものは、”真実”ですか?
(2022年7月初演 パティオ池鯉鮒こどもアートふれあい事業)

演出・映像:大内真一
振付:井戸田莉菜
作曲:tr900

M.A.C.H.I

額田郡の廃校(現岡崎市)と、その周辺の地域住民との関わりを
テーマにしたコンテンポラリーダンス作品。実際にダンサーたちが額田郡の廃校を訪れ、肌で感じた身体にまつわる感触と廃校がたどった歴史を感じ取るフィールドワークでの経験、そして誰をも包み込む懐かしさを呼び覚ます故郷である「まち(M・A・C・H・I)」のイメージを昇華、 再構築して、コンテンポラリーダンス・空間演出・音楽を用いて公演します。
(2022年8月初演 国際芸術祭「あいち2022」舞台芸術公募プログラム)

振付:福森ちえみ
映像:大内真一
作曲:太田英美 ​

In my room

他者との物理的距離や心理的距離感を舞台にすることにより、個々の他者への寛容性を問うことを目的とした、寛容性と個人の疎外感をテーマにしたコンテンポラリーダンス公演。
"Room"の意味:部屋、埋められるべき空間に対する余地
他者との空間的距離・余地"ソーシャルディスタンス"によって心の距離も、とめどなく広がり自己愛は他者への敵視へと豹変する。
Roomという言葉の元に限定された、他者と区分けされた空間、そして本質を打ち明けるというテーマをもとに刻々と変化する身体と時間軸を操る映像を使用し、現在に生きる1人ひとりの他者への興味と寛容性を探るコンテンポラリーダンス。

演出:大内真一
振付:井戸田莉奈​

Fahrenheit 113

Fahrenheit 113とは45℃のこと。
体温を超えた酷暑の中、夢とも現実とも分からないグルーヴが生まれる。
関東を拠点とするダンスカンパニーが同じテーマのもとパフォーマンスを披露するイベント。
PlaTEdgEの特徴であるダンス×映像×音楽を各カンパニーがどう料理するのか!?

企画:大内真一